猫の話。

　うちの家の駐車場で子猫が倒れてた昨日の晩。家族総出で玄関集合。玄関付近のありったけの

電気付回して子猫を観察。チャリのベルの音とか、人の足音とかに反応してゆっくり顔を

動かす子猫。目は見えんみたいで、口も泥みたいなんが付いてて全然鳴かんくて、

足怪我してるらしくそこらに血が点々としてて。とりあえず牛乳温めて置いたけど飲んでくれず。

　どうすることも出来ず牛乳置いて家に入りました。数時間後、寝ようと思ってたらおかんが

やって来て、「動かんから死んだみたい。明日保健所に連絡やわ。」としょんぼりしてました。

　そして今朝、またおかんがやって来て、「生きてたわぁ。」と嬉しそうに報告しに来ました。

でも生きてるけど昨日と変わらず弱ってるし、このままほっといても死ぬだけやから保健所に

連絡しました。保健所に連絡したらすぐ来てくれて、子猫は引き取られて行きました。

「うちも医者じゃないから何でも出来るわけじゃないけど、この子に出来るだけのことは

します。」と言うおばさんの言葉に感動。貰い手が無いなら三日後には安楽死、三日経たんくても

手の施しようが無いぐらい弱ってしまったら安楽死。多分貰い手は見つからんから

近々死んでしまうけど、あのままうちの駐車場で死ぬよりかは幸せだと思います。

　こんなに住宅が密集してるとこで、しかも目も見えんし足も怪我してほぼ歩けん状態で

うちの家にやって来たことには何だか運命感じました。